釘の浮き、瓦落下の恐れ、ビス固定で補強工事へ
釘の浮き、瓦落下の恐れ、ビス固定で補強工事へ
他社による太陽熱温水器の点検時に、業者から「だいぶ瓦にヒビが入っている」と言われ、心配なので見て欲しいと依頼があり調査にお伺いをさせていただきました。
業者が指摘する箇所は特に問題は無く、過剰にお客様に不安を煽り工事を行なわせようとしているようでした。
全体的に屋根点検を実施すると、ケラバ瓦が釘固定されていたが、釘の浮きが見られ瓦が落下しそうになっていた為、ビス固定へと補強工事の必要性と、棟の漆喰が劣化しており木下地や棟金具の腐食も見られた為、それらの補強改修工事もご提案をさせていただきました。
お客様からのご要望
太陽熱温水器の点検時に業者から「だいぶ瓦にヒビが入っているので修理をした方のがいい」と言われて、心配だったのでキラ尾創さんに屋根の点検を依頼しました。
屋根のキラからのご提案
屋根の点検及び修理等は今まで実施した事がないとのことでした。
太陽熱温水器の点検業者が指摘するような箇所は特に見られず、屋根全体の点検をすると、ケラバ瓦が釘固定されていたが、釘の浮きが見られ瓦が落下しそうになっていた為、ビス固定へと補強工事の必要性と、棟の漆喰が劣化しており木下地や棟金具の腐食も見られた為、それらの補強改修工事もご提案をさせていただきました。
| 地域 | 西尾市 |
|---|---|
| 建物種別 | 木造二階建て |
| 施工箇所 | 屋根 |
| 施工内容 | ①ケラバ瓦 釘→ビス留め ②棟漆喰やり替え(下地交換含む) |
| 工期 | ３日 |
| 施工費用 | 297,000円（税込） |
| 築年数 | 32年 |
| 使用商材・建材 | ステンレスパッキン付ビス ステンレス棟金具 樹脂木下地 防水シーラー なんばん漆喰(シルガード) 板金 各ステンレスビス コーキング |
目視・触診による診断
屋根のキラでは、雨漏り箇所や不具合箇所の状態を正確に把握するため、見積もりを出す担当者が施工前に目視・触診による診断を行います。上ってみなければわからない屋根だからこそ直接確認し、お客様に本当に必要な工事のみをご提案させていただきます。
施工前
ケラバ瓦は釘固定されています。
釘が浮いてしまって効いていません。瓦が落下してしまう恐れがあります。
ケラバ瓦の下部分の木下地が露出してしまっており雨水が浸入してしまう恐れがあります。
棟瓦を固定している釘が浮いてしまっています。
漆喰も劣化しています。
棟止まり部の漆喰が劣化して剥がれてしまっています。
施工中
ケラバ瓦を外してみると雨仕舞施工がされておらず雨水が浸入してしまう施工になっていました。
防水シーラーを貼付けて雨水侵入を防ぐ施工を行いました。
板金を取付をし、ケラバ瓦下の雨仕舞を行いました。
棟瓦を外すと下地(棟金具等)の劣化が見られました。
ステンレス棟金具を取付をし、補強を行いました。
棟の下地は腐る事がない樹脂木を使用しています。
棟漆喰は耐久性・防水性が高いなんばん漆喰を使用しています。
施工後
ケラバ瓦は全てステンレスビスにて固定を行いました。
木下地が露出していた箇所は板金にて隠し雨水侵入を防ぐ施工を行いました。
棟は下地も交換を行い、ステンレスビスにて固定を行いました。
棟止まり部は漆喰ではなく、板金にて蓋を取付ました。
